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14 Til I Die

消されるな、この想い

ミステリレビュー「孤島パズル」 著:有栖川有栖

ミステリレビュー 有栖川有栖

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)


「学生アリス」シリーズ第2弾。

 推理研究会の新人、マリアの誘いで南海の孤島へと赴いた江神とアリス。そこは、そこかしこにモアイ像が存在する奇妙な島だった。そしてそのモアイ像に隠されたパズルを解いた先には、宝が隠されているという。
 早速パズルを解こうと行動を開始した三人をよそに、嵐の夜、島で悲劇が始まろうとしていた――。

 前作と同じくクローズドサークル、文字通りの「嵐の孤島」状態で展開する古式ゆかしい本格ミステリ。学生らしい活動的で軽快な雰囲気と、犯人が持つ切ない情念についての描写も健在。純粋に物語を追う事自体も楽しめる。
 安心して読める良作ミステリの一つ。

評価:★★★★☆

(初稿:2004/08/16)

なお、本作も「月光ゲーム」と同じくマッグガーデンよりコミカライズ作品が刊行されている。こちらも良作に仕上がっており、安心して読む事が出来る。

孤島パズル 1 (1) (BLADE COMICS)

孤島パズル 1 (1) (BLADE COMICS)

孤島パズル 2 (BLADE COMICS)

孤島パズル 2 (BLADE COMICS)

孤島パズル 3 (BLADE COMICS)

孤島パズル 3 (BLADE COMICS)