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14 Til I Die

消されるな、この想い

積読記録

一年周期位でやってくる「長文が読めない病」が再発してしまったので、現在小説やら新書やらが大量に積読状態に。それでもちょこちょこっと、複数の書籍を並行して読み進めているのでさわりを読んだ時点での感想をば。*1


里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)

何だか地味に売れ線となっている本書。恐らくは最近とみに懸念されている里山消失による自然破壊や野生動物の都市部への流入問題に加え、福島第一原発事故を引き金とした国内のエネルギー問題への関心の高まりなどから注目を集めているのでしょう。
更に言えば、本書の導入部でも語られているリーマンショック以降のマネー経済への不信感が、人々の目を虚業から実業へと動かしつつある結果なのかもしれません。
アベノミクスのようなマネー経済にどっぷり浸かった今の日本の政治の流れとは逆行しているかもしれませんが、だからこそこういった本が人々の注目を集める事が重要なんじゃ、と私的には思ったり。


森林異変?日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)

森林異変?日本の林業に未来はあるか (平凡社新書)

上記書籍に関連して、より日本の森林問題に寄った内容の本が読みたくなったので購入。重機による乱暴な伐採や国産木材の需要低迷により林業が廃れ、結果として国内の森林に危機的状況が迫っていることに警鐘を鳴らし、また実際の成功例・失敗例を挙げて今後の林業について考えていく内容。
「里山資本主義」と違って日本の林業が抱える闇の部分(と言ったらおおげさだけど)についても触れているようなので、セカンドオピニオンとして。


出雲と大和――古代国家の原像をたずねて (岩波新書)

出雲と大和――古代国家の原像をたずねて (岩波新書)

近年、日本の古代史における常識を塗り替えるような発見が相次ぎ、「創作」とされてきた記紀の内容が史実である可能性が出てくるなど、中々にエキサイティングな状況にあります。本書はその中でも出雲に着目し、出雲と邪馬台国、そして大和朝廷との関係に新たな視点を与える内容になっています。
今年の初夏、私も出雲を訪れ、深い歴史の薫りに感銘を受けたところですので実にタイムリーな一冊でした。


松前の隼―村田と澤田のものがたり

松前の隼―村田と澤田のものがたり

石川啄木について調べていると度々登場する友人・澤田信太郎(天峰)が自らの家の歴史と自分の身の回りで起こった事について書き記したもの(をお孫さんが現代文に訳したもの)。ちょいと縁があり購入に至りました。
啄木研究の資料としては、彼に関する記述が少ないのであまり参考にならないかもしれませんが、啄木が花柳界に嵌って妻子に生活費を送らなかった結果妻子は生活に困窮……なんて「働けど働けど――」などと苦労人っぽい詩を残した啄木のエグイ実情を語る件もあったり中々に興味深い(笑)。
また、この方かの斎藤実と親戚関係にあったそうで、二・二六事件の直後に斉藤の屋敷に向かい遺体と対面した生々しい描写なんかもあったりして、ただの市井の人間の記録というよりは歴史資料に近い面もあって中々に読ませてくれます。


ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)

いきなり趣が変わってしまいましたが……(苦笑)。アニメ「ダンガンロンパ THE ANIMATON」を観て以来ほれ込んでしまった「超高校級の●●」霧切響子の過去が語られる(ライト)ミステリーという事で脊椎反射的に購入――したのはいいんですが作者さんの文体が(悪い意味で)メフィスト系全開でちょっとゲンナリしてしまって中々読み進められません。体力が万全の時に一気に読んでしまおうと思います。

*1:読了後にも感想を書く予定なので見比べると面白いかも。