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14 Til I Die

消されるな、この想い

2013年もあとわずか

人生も折り返し地点に近づくと*1時間が過ぎるのが早くなるもので、2013年はあっという間に終わってしまった感があります。

ブログ以前のWebサイトをやっていた時と違い、日記ライクなエントリーを書く事も少なくなってしまったので、一年を振り返ろうとしても道標となるものが乏しく「今年の●月頃はどんな事を思っていたっけ?」と頭をひねる事もしばしば。これが年をとるという事なのか――等と書くと年上の知人・友人や「まだまだ若い」と主張する同年代の方々のお怒りを買いそうですが……。

さて、年末というとつきものなのが大掃除。私も例年通り、片付けているのだか散らかしているのだかよく分からない作業を淡々と続けていますが、昨年までと違う点が一つ――蔵書を幾分か処分しました。

元々一度手に入れた本は決して手放さない主義で、そのせいで決して広くない自室には文字通り所狭しと文庫やら漫画やら雑誌やらムックやらが積み重なっている状態。このままこの部屋で過ごすなら少しは蔵書を減らさないと……という都合ももちろんあるのですが、それ以上に「もうこの本を読み返す事はないな」と思う蔵書が増えてきた、というのが主な理由だったりします。

処分した本の中には、それこそ、手垢で汚れるくらいに読み込んだ本もありました。わざわざ時間を作って発売日の朝一番で購入しその勢いで読破(ついでに感想をwebにUP)した本もありました。現在では入手困難なマニア向けの本もありました。どれも素敵な、愛着を持っていた本でした。でも、読み返す機会も気力もなくなってしまった。

長年愛し続けてきた本なのに、何故ここに来て愛着やら執着やらを失ってしまったのか? 実は自分でもその理由がよく分かりません。「ああ、もういいな」と自然に思ってしまったのです。もしかすると、このある時ふと執着心が消えうせてしまう現象こそが「年をとる」という事なのかもしれません。

しかし、たやすくかつての「愛着」を捨ててしまえる一方で、「いい年なんだから、いい加減こういうのは卒業しようよ」と世間様に言われそうなものなのに、「意地でも手放してなるものか!」と、かつてよりも強い執着を持ってしまう本もあったりします。他人から笑われようともその意志は変わらないという、ある種の意地というか意固地というか。こういった粘っこい執着が増えていく事もまた「年をとる」事のようにも思えます。

果たして、来年の今頃はどんな物に対する執着が無くなり、もしくは強くなっているのか。そんな事を思いながら、まだまだ終わらない大掃除に勤しむ2013年の年末。どうか来年も、こんなとりとめも無い事をゆっくりと考えられるような、平和な年末を迎えられますように。




作業BGM:Kalafinaアレルヤ」――from 劇場版「空の境界 未来福音

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

*1:平均寿命は今後下がるだろうからもう折り返し地点を過ぎているという説も。