14 Til I Die

消されるな、この想い

「あの頃は仲よく遊んだよな~」「え、そう?」

昔馴染みと久しぶりに再会し思い出話に花を咲かせている時にふと訪れる違和感。

一方にとっては楽しく仲良く遊んだ思い出が、もう一方にとっては嫌々つき合わされた嫌な思い出だったり。
親友だと思っていたのに、相手にとって自分は沢山いる友達の一人に過ぎなかったり。
周囲からは友達認定されていた二人が、当人達にとってみれば「同じグループに所属しているだけの他人」だったり。

何というか、そういった認識齟齬が発覚する現場に居合わせてしまった時の座りの悪さときたら……。