14 Til I Die

消されるな、この想い

安重根も姜宇奎もただの犯罪者・テロリスト

「安重根は犯罪者」に韓国外相反発、官房副長官は「死刑判決受けた人物」と反論 - MSN産経ニュース

伊藤博文韓国併合に対し慎重な立場だった事、朝鮮の未来を憂いていた事は後年の研究でも明らかになっており、またあの時点で伊藤博文を暗殺しても韓国には何の益もなかった事は明白であり、むしろ韓国併合の絶好の口実を日本に与える事になったという事を踏まえると、安重根という人物は憂国の士ではあるものの個人的な思想と理想で凝り固まった末に暗殺というテロリズムに走り、結果として国家同胞を苦境に追いやった人物といえます。

例えばこれが、伊藤博文韓国併合の急先鋒であり、日本国内の慎重論者を封じ込めていた、とかであればまた話は変わってくるのでしょうが、実際には全く逆の状況だったわけで。むしろ、何の益もない八つ当たりに近い蛮行を行った人物を韓国が英雄視している事は、先祖の仇を崇め奉っているのにも等しく、なんともはやキチガイじみた妄執を感じてしまいます。

日本で言えば津田三蔵が英雄視されているような感じ。


さて、安重根の記念碑はまだ計画段階のようですが、同じく韓国では、斎藤実(やはり元総理、第四代朝鮮総督)暗殺未遂犯である姜宇奎銅像がソウルにでかでかと建てられています。

前述の安重根はテロに走りこそすれ、その根っこは憂国の士でありそれなりの理想も持っていましたが、この姜宇奎は一味違います。何せ、彼が暗殺に選んだ方法は「無差別爆殺」だったのですから。

南大門駅に到着した斎藤実に向かって爆弾を放り投げた結果、当の斎藤実は無事であり*1、周囲にいた警官やらアメリカ人やらが死傷。イスラム過激派の自爆テロ並に始末が悪い。

しかも、当時斎藤実着任したばかりであり、韓国・朝鮮人に対して何か恨みを買うような事をしたかと言えばまだなんにもしていない状態であるばかりか、そもそも武断政治で不評を買った前任者が更迭され斉藤による文化政治(融和政策)がまさに実行されようとしていたのだから、姜宇奎の勘違い振りは韓国人にとっては英雄どころか国恥レベルのシロモノなはずなんですがね……。そんなキチガイテロリストの銅像が首都の駅前にでかでかと建っている国って……。

安倍政権におかれましては、安重根の記念碑建立に不快感を示すと共に、姜宇奎という正真正銘のテロリストの銅像が既に建立されているという事実に対しても厳重抗議していただきたいな、と思う次第。

*1:多くの文献では無傷となっているが、事件の後斉藤の元に駆けつけた縁戚によれば、皮製のベルトを爆弾の破片が半ば貫通しており「あと少し食い込んでいたら死んでいた」と豪胆にも笑いながら話していた、という逸話もあるとか。