14 Til I Die

消されるな、この想い

喫煙者でもないのに電子タバコに手を出してみた

中身がお子様なので、すぐに口さみしくなってしまう質です。
以前はガムを愛用していたのですが、最近のガムはほぼもれなく人工甘味料が入っていてどうにも味が好みではなく*1、数少ない人工甘味料を使っていないガムは割高。なのでしばらくキャンディーに宗旨替えしていたのですが、今度はたちどころに歯が悪くなってしまい自粛する事に。

さて、どうしたものかと思案していた所、そう言えば昔は喫煙者でもないのに禁煙パイポを愛用していたな、という事をふと思い出し、久しぶりに試してみるかとヨドバシドットコムで検索してみると、出てくる出てくる代わり映えのしないラインナップが。

マルマン 禁煙 パイポペパーミント 3本入り

マルマン 禁煙 パイポペパーミント 3本入り

ペパーミントとレモン風味、さてどちらにするかな、等と眺めていると、何やら検索結果の中に「電子パイポ」なる文言を発見。どうやら禁煙パイポのマルマン社が所謂「電子タバコ」も発売しているらしい。
電子タバコと言えば、少し前に「発がん性が高い」*2だとか「肺炎になる可能性がある」だとか不穏な話題を数多く目にした事もあってあまりいい印象を持っていませんでしたが、少し調べてみるとマルマンの電子パイポニコチン使用ゼロ発がん性物質使用ゼロを売りにしているらしく、リキッドもやたらと日本製をアピールしている様子。知らない会社でもないし、ここは一丁試してみるか、と注文して翌日に届きました。


仕組みとしては一般的(?)な電子タバコと同じく、バッテリーでリキッドを加熱してその蒸気を吸い込むタイプ。リキッドはグリセリンエタノール+香料(メントール)が主成分で、「発がん性物質」とされるホルムアルデヒド等は含まないと謳っています。このリキッドのボトルや本体の電源スイッチに関しては、所謂チャイルドレジスタンスな仕組みを導入してあって、幼児による誤飲や誤作動に配慮されている所が非常に好印象。この辺りは流石に老舗国内企業と言った所か。

物は試しと早速バッテリーを充電しようとすると、なんと既に満充電状態。ならばすぐに試してみようと、リキッドを充てんし電源ON、説明書の通り電源ボタンを押しながら軽く吸い込んでみると――口内から喉、そして肺へと広がる強烈なメントールの爽快感、そしてゆっくりと息を吐くと、煙の如き濃厚な蒸気が面白いように出てくる出てくる。見た目の印象としては「水タバコ」に近い感じでしょうか? とにかく濃い白い蒸気だな、という印象。
ややメントールがきついかな? とも思いましたが、そもそもが禁煙パイポの延長線上にある商品なので、ある程度以上の刺激が無いと物足りないのかな、とも思い。何にせよ、何服かしていると慣れるレベルです。半日程度使った印象では、中々の使用感。2000円程度の買い物としては十分すぎる満足度。上記の通り蒸気が結構凄い(ギャグではない)ので使用場所は限られますが、ガムやキャンディーの代替品としても十分通用しそうです。

ただし健康への影響は未知数

上記の通り、ニコチンやホルムアルデヒド未使用なので安心――と言いたい所ですが、そもそもエタノールグリセリンの蒸気を肺いっぱいに吸い込む、という行為自体が果たして肺にとって安全なのか? という疑問があります→参考:「電子たばこは発がん性ある」と専門家…紙たばこより危険説も:イザ!
更には、メントール(メンソール)は肺を刺激に対して鈍感にするので、肺炎リスクを増やすなんて説も耳にした事がありますね。
何事もほどほどが一番、節度を持って楽しみたいと思います。

*1:ついでに言うとキシリトールですぐ下痢をする体質であり、「害はない」と言われているアセスルファムカリウムを全く信用していない。

*2:電子たばこ、発がん性物質とニコチン検出 厚労省が規制検討(1/2ページ) - 産経ニュース